レトロ食堂で食べる八幡浜ちゃんぽん「清家食堂」
明治より続く八幡浜の老舗食堂
本当は八幡浜のイタリアン「アマルフィ」へランチにやってきたんです。12時前に着きましたがその時点で当日ランチは予約で満席の為入れず、そういえば、八幡浜のB級グルメ「八幡浜ちゃんぽん」の有名店「清家食堂」へ行ったことがなく早速こちらへお邪魔しました。
いつも、アマルフィで昼食を取り、塩パン発祥のお店「パン・メゾン」へ向かうのが定番の行動パターンで、そのルート上にあるので、こちらのお店の前の道を何度か通ってお店の位置は知っていました。
改めてお店の前に来てみると建物、店舗への出入り口や展示ケース、出前に使用している自転車、花に水やりの水道に至る迄、レトロ感のある外観です。外観にはさすがに創業当時からのものは無いですがそれでも昭和「3丁目の夕日」時代を感じさせる歴史を感じさせられる店構えです。
古いですが落ち着く雰囲気のこれまたレトロ感のある店内は、店名にあるように食堂の雰囲気たっぷりでちゃんぽんだけでなく食堂の定番、うどんや焼き飯、カレー、親子丼をはじめとする丼物のメニューが並びます。メニューの表記も「舌代」という表記がより一層、老舗の大衆食堂を感じさせます。
ちゃんぽん一杯530円
こちらのお店のちゃんぽんは、鶏ガラスープに魚のダシ、甘めの醤油がベースのスープです。それにちゃんぽん特有の豚や蒲鉾、キャベツや人参、もやしなどの野菜の旨味が一緒になり複雑な旨味のスープとなっています。
麺はちょっと太めの中華麺、モッチリした歯ごたえが美味しいです。ちょっと甘めのスープが今まで食べた八幡浜ちゃんぽんの中でもここのお店の特徴かな?と思います。
黒い商店街の「まっくら森の木の葉丼」
木の葉丼は、こちらの昔からの定番メニューとしてあったようですが、八幡浜商店街の企画で「黒い商店街」というのをやってまして、その特別メニューとして木の葉丼に刻み海苔をかけた「まっくら森の木の葉丼」というメニューです。
通常の木の葉丼が500円、こちらの特別メニューも500円と刻み海苔の分は無料という特別価格です。
木の葉丼の具材は、油揚げと蒲鉾、玉ねぎ、伊達巻が入っています。すっきりとした魚のダシをやや甘めの醤油で卵とじにしてあります。
こちらもちょっと甘めの味付けが丼としては食が進み非常に個人的な好みに合っていました。それに刻み海苔の磯の香りが合わさって商店街の企画メニューですが通常の木の葉丼を超える仕上がりとなっています。
こういった定番商品をアレンジした企画メニューは、元の定番商品の完成度を超えることが少なく、むしろバランスを崩していることが多い印象なので期待してなかった分、驚きでした。
お店の情報
清家食堂
住所:愛媛県八幡浜市戒町435
電話:0894-24-0604
営業時間:3月〜8月7:00〜18:00、9月〜2月7:00〜17:30
定休日:不定休