出汁、麺、具材どれをとっても、とにかく造りが丁寧なラーメン屋「鶏と魚」

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店内の色紙が珍しい

高知市大橋通にあるラーメン屋さんです。こちらのお店の大将は東京の有名店「せたが屋」「くろ㐂」で修業をされて帰ってこられたそうです。店内にはくろ㐂で師匠の認めた修業の証なのでしょうか前かけが飾られています。また、壁には色紙が数枚置かれておりどんな有名人かと思いきやよくあるテレビで見かけるタレントのものではなく色々な有名ラーメン店の店主のものであるところがこの店の大将のラーメンへの向き合い方がわかるような気がします。

外観

鶏ベースの塩と魚介ベースの醤油が基本

メニューは、鶏ダシの塩と魚介ダシの醤油ラーメンが基本のメニューです。その他は、汁なし系のまぜソバやつけ麺も複数種類が用意されておりなかなかの充実ぶりです。
営業は、昼は11時から午後2時半、夜は午後6時から9時となっていますが当然のことながらスープが無くなり次第終了です。定休日は毎週月曜日、日曜日は、昼営業のみで祝日も休みのことが多いようです。
その他の特徴として、土曜日は、鴨ダシベースのラーメンを提供する「鴨」という名前のお店に変わり営業していますので、鶏ダシ、魚介ダシのメニューは食べられません。

味玉塩らぁめん

塩ラーメンは、細麺で注文してみました。地鶏系の高知を代表する食肉用にわとりの「土佐ジロー」、シャモと地鶏を掛け合わせた「はちきん地鶏」、100%純血のシャモ「ごめんケンカシャモ」の3種類の高知の高級鶏からとった出汁が使用されているそうです。これ以上高知にこだわった鶏のスープは正直思いつかない組み合わせですね。県外の方で鶏ダシ塩ラーメン好きであれば絶対おススメです。はちきん地鶏の鶏肉は県内のスーパーで比較的簡単に手に入りますが、土佐ジローは生産者がいる地域の直売所などで売られているチョッと手に入り難い鶏肉となり、ごめんケンカシャモとなるとほとんど見たことがない鶏肉です。
 麺は、あっさり味の塩に合うかと思い細麺をチョイスしてみましたが、太麺の方が良かったかもしれません。しっかりしたコシが美味しいのですが、あっさりと繊細な味のスープに小麦の香りが少し強めなのが個人的には気になりました。
 具材のメンマやチャーシューも手作りで、特にメンマは筍の元の肉厚な部分や先の非常に柔らかい部分で甘みのある部位を丁寧に味付けしており非常に美味しいです。もちろんチャーシューも味は言うまでも無く、3種類違ったものが全て手作りものが乗っているというこだわった仕様を見ただけで満足感が高まります。そうそう、餃子とワンタンの中間的な大きさのワンタンが入っておりこれもこちらのお店でラーメンを食べる際の満足感を高めてくれます。スープは非常にあっさりとした脂分の少ない澄んだスープで繊細な旨味と優しい塩味で最後まで飲み干したくなる味わいです。

味玉煮干醤油らぁめん

醤油ラーメンは、太麺で注文してみました。モチっとしていて適度な縮れが美味しいです。具材は塩ラーメンと同様です。
スープは、鰯、アゴ、真昆布、貝柱でダシを取っているそうです。醤油ラーメンの方が適度な脂分と少し分かりやすい濃いめの味わいで個人的にはこちらの方が好みに合ってました。

味玉煮干醤油らぁめん
味玉煮干醤油らぁめん

土曜日の営業形態「鴨」

土曜日は、鴨ダシのお店に変わります。お店の前の看板も鴨に変わってますね。
メニューは、塩、醤油、まぜそばとつけめんの4種類です。ご飯も鴨飯に変わっています。
テーブル前には、追加で注文するためのメニューが置かれており、ワンタンを追加で注文してみました。今回は塩と醤油を注文してみました。鶏と魚のラーメンより脂分が多めで鴨の旨味が非常に濃いスープです。

鴨の塩らぁ麺

おお店の情報

鶏と魚 (土曜日は鴨)
住所:高知県高知市本町3-2-48
電話:不明
営業時間:火、水、木、金、土 11:00〜14:30 18:00〜21:00
     日 11:00〜14:30
     土曜日は
定休日:月曜日、祝日

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