豊予海峡の海の幸を鯛めし風に堪能、佐田岬の「まりーな亭」
九州と四国を繋ぐ場所の海の幸が自慢
三崎港より車で約1分ほど八幡浜へ移動した場所にこちらのお店はあります。この場所は、四国と九州を最短距離で大分県の佐賀関と愛媛県の三崎を繋ぐフエリーの発着港に近いこともあり九州のナンバーの車やバイクがお昼時にはたくさん訪れます。目の前の豊予海峡で捕れた関アジや関サバと同じ場所で育った魚がお手頃な価格と新鮮さで味わえるために人気です。
また、釣りをする人は良く知っていると思いますが、ただ新鮮なだけでなく魚の取り方や釣り上げた後の取り扱いによって大きく魚そのものの味が異なってくることもあります。その点もこちらのお店ではご主人のお父さんが毎朝豊予海峡まで魚を取りに行き魚にダメージを与えない取り方で活魚のままや船上で活〆にするなど丁寧に扱われた魚がお店の食材となって提供されています。その他にも三崎漁港、八幡浜漁港で仕入れた地物の天然の魚を使用しているそうです。
お店の外観より気になる漁師の使うブイで作られたみきゃんやトトロなどのオブジェの数々、お店の外、お店の入口、店内とあちらこちらに飾られています。
店内は意外と落ち着いてゆったりできる雰囲気です。
店内に、写真を撮り忘れましたが料理の鉄人で道場六三郎氏が書いたお品書きが飾られています。番組で調理アシスタントをしていた経験があるそうでそう言われれば、「ろくさん亭」と「まりーな亭」って名称や書き方がよく似ていますね。
海鮮料理の注文で大満足
この日は、鉄人アシスタント経験のあるご主人が留守だったようで、注文できるメニューに制限がありどんぶり物中心の特別メニューとなっていました。
どんぶり物は、基本的には鯛めしの具材違い
三崎の幸満開丼、さしみ丼、ちりめんとさしみの三崎丼を3名で注文しました。さしみ丼の具材は、おそらくは季節によって若干変わるものと思われますが、鯛、鰆、鰤、しめ鯖の4種類が3切れずつ乗っており、それを宇和島の鯛めし風に出汁醤油と生卵で作ったかけダレをかけていただきます。こちら愛媛は宇和島や八幡浜を中心とした西予地方は生の鯛の切り身に出汁醤油と卵のたれをかけていただく鯛めしと鯛を炊き込みご飯に使用した松山や北条方面の鯛めしの2種類があります。こちらのどんぶり物は、西予地方の鯛めしをアレンジした料理となっています。
味は、卵かけごはんに魚の切り身が入ったものでそれに魚のダシをしっかり加えたものを想像していただくと大体当たっていると思います。鯛めしの場合は鯛だけですが、さしみ丼は鯛のほかにも鰆、しめ鯖、鰤が入っておりそれぞれの切り身が口に入り噛みしめるたびにその魚の特徴がしっかりと味わえるので宇和島の駅前の食堂で食べる鯛めしよりもお得な感じがしました。三崎の幸満開丼、ちりめんとさしみの三崎丼も基本的には同様で具材のバリエーションがさしみ丼+イクラやちりめんじゃこ、けずり蒲鉾となってさらに多くの味わいが楽しめるメニューとなっています。
お店の情報
まりーな亭
住所:愛媛県西宇和郡伊方町三崎589
電話:0894-54-0527
営業時間:11:00〜21:00 L.O.21:00
定休日:不定休