粒あんの風味と食感の良さがひときわ光る存在感!どら焼きの名店「上野 うさぎや」

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お店の名前は初代の生まれ年

上野に立ち寄ったのはこちらのどら焼きが目的です。大正2年創業のこちらのお店は初代で創業者の谷口喜作さんの生まれ年が卯年だったことにより「うさぎや」と命名したそうです。
看板商品はどら焼きと最中だとお店もはっきりと明言しています。最中は地方発送してくれますが、どら焼きは商品の性質上地方発送できず、こちらのお店に直接来ないと手に入りません。
そもそも自宅のある高知ではどら焼きというものがあまり積極的に食べられず最近になってどら焼きを看板商品にするお店ができてはいますが東京で食べる有名店のどら焼きとは全く別次元の物という印象です。そんな高知事情もあり東京へ行ったらチャンスをうかがってでも行きたいと個人的に思うお店がどら焼きのお店です。
家の住人は「清寿軒」のどら焼きを希望していましたがお店に行っても売り切れリスクが高いので、確実手に入る美味しいこちらのお店に行くことにしました。
店内に入ると、先ずショーケースの所にいるお店の方に希望する商品名と数を注文します。お店の方はそのまま奥へ入りしばらくすると注文の商品を包んで出てきますので代金を支払って受け取るスタイルです。店内のショーケースには看板商品のどら焼き、最中以外にも薯蕷饅頭のうさぎや水羊羹、季節の和菓子も箱へのお菓子の組み合わせ例が値段と一緒に展示されています。それを見て注文しましょう。

看板商品のどら焼き

どら焼き6個入を購入。箱を開けると蜂蜜や卵、小麦の焼けた香ばしい香りがプンと立ち上がります。
餡は粒あんでねっとりかつジューシー、小豆の香りとふっくら砂糖を含んで膨らんだ小豆が割れずに柔らかく煮あがっています。適度に残ったこの小豆の食感が濃厚なぜんざいを頂いているような餡子です。
皮は焼けた小麦色がむらなく均一に付いており、細かい気泡がムラ無く入りしっとりとした皮の食感と香ばしくて甘~い香りが食欲をそそります。食べる場所によって皮と餡子の比率が変わり中心部の餡子メインと縁の皮メインで全く味わいが変わります。
ちなみに、食べログでどら焼きを全国で検索すると令和元年6月28日現在は3.85店でこちらのお店が全国1位でした、どら焼きを看板商品にしているお店だけを見ると10位ぐらいまで全て東京のお店です。

餡が美味しいと他の和菓子も当然美味しい

折角なのでどら焼き以外も、ということで水羊羹と季節商品のくず桜を購入してみました。どちらも小豆が決め手の商品です。
水羊羹は小豆の味が濃いめの水羊羹で甘さは控えめです。寒天の絶妙な使用で緩すぎず口に入れると滑らかの中にややざらっとした寒天特有の崩れ方で小豆の風味が広がります。
くず桜の方は葛粉を使った弾力のある半透明の皮の食感がモチっとプルンと楽しい食感が餡子の甘さと風味とが一緒になって初夏のみずみずしさを感じるお菓子でした。
どちらも小豆の使い方が非常に美味しく餡子が美味しい和菓子屋さんは何を食べてもハズレが無いですね。
季節商品や水羊羹はあまり店頭では売れていませんでしたがどちらも当日までの賞味期限でお店に来ないと手に入りませんから折角なので自分用に買われる事をお勧めします。

お店の情報

御和菓子舗 うさぎや
住所:東京都台東区上野1-10-10
電話:03-3831-6195
営業時間:9:00~18:00 
定休日:水曜日

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