人形町にある和菓子屋で、大判小判がザックザク 大福帳がユニークな香ばしどら焼き「清寿軒」

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文久元年創業の和菓子屋さん、一番人気は、どら焼き

人形町にある清寿軒へやって来ました。文久元年の創業だそうです。日祝土曜日の午後はお休みなので、行かれる場合は要注意です。
こちらのどら焼きは、東京3大どら焼き(うさぎや亀十草月)には入ってはいないものの、実は我が家では一番人気のどら焼きです。以前はこちらと違う場所にあったんですが、老舗感は薄まっていますが、お店も広くなり買いやすくなっています。
移転前mpお店は、お店販売規模ともに小さく、名物のどら焼きも早々に売り切れることのありなかなか買えないプラチナどら焼きだったように記憶しておりますが、今回は平日の14時ごろとはいえすんなりと買えちゃいました。

贈答用には大福帳

14時頃の訪問で、どら焼きの方は大判が売り切れ、小判が残っていましたので小判を購入、最中は栗もなかを2つほど購入しました。残念ながらどら焼きと並ぶ名物の栗まんじゅうは売り切れており買えませんでした。
こちらのどら焼きは、大判と呼ばれる一般的な皮2枚であんこを挟んだ銅鑼の形のどら焼きと一枚の皮であんこ玉を挟んだ小判と呼ばれるどら焼きがあります。小判の方があんこの割合が多いのであんこをたっぷりと食べた感を感じる点がこちらのどら焼きならではの特徴です。
どら焼きの名称が大判小判ですので、贈答用の箱には、大福帳と大きく書かれ、縁起が良い感じの手土産として好評です。頂いた方も縁起のよさに喜ばれると思います。特に商売などの取引先とかへの手土産にも最適です。
どら焼き以外の最中や羊羹、饅頭のほうがどちらかと言えば売り切れることが多いように思います。

香ばしさと小豆の美味しさが特徴のどら焼き「小判」

小判は、二枚貝のような形をしているため、食べたときのあんこの量が通常のどら焼きよりも多くあんこ味を楽しむどら焼きです。大きさも手のひら大の大きさですので実物を見ると「小判」という割に大きいなぁと言う印象を持たれるかもしれません。
こちらのどら焼きの特徴は、あんこを食べたときの小豆の存在感です。しっかり煮込まれた滑らかなつなぎのような役割をする小豆のペーストの中にしっかりと歯ごたえの残った硬さの小豆が大きな塊のあんこ玉としてどら焼きの中に存在しています。あんこの水分は少な目、甘みは薄目で小豆の香りと小豆の旨味が濃縮された甘みの少ないぜんざいを食べているようです。
そのあんこを包むどら焼きの皮も特徴的で、色の濃さから想像できますが皮の香ばしさが特徴的です。小麦粉だけでなく味醂のような発酵調味料を焦がしたような香りが非常に香ばしく特徴的な香りを放っています。あんこ玉の小豆の特徴とこの皮の香ばしさが、決して濃い味付けを付けなくとも素材の美味しさを最大限に活かした美味しさのどら焼きが出来上がり、名店ならではの美味しいお菓子を堪能することができます。香ばしさと小豆の美味しさが我が家でこのお店のどら焼きが一番人気の秘密です。

栗餡が驚きの美味しさの栗もなか

大きめの栗がゴロッと入って贅沢な感じの栗もなかですが、栗の美味しさもさることながら上品な甘さと砂糖蜜のシャリ感が感動的な美味しさです。もちろん、皮の香ばしさとサクッとした歯触りも美味しく感じますが、このくり餡の美味しさを感じてしまうと皮の印象が吹っ飛びました。どら焼きだけでなくこちらも合わせて買われることをお勧めします。

お店の情報

清寿軒
住所:東京都中央区日本橋堀留町1-4-16 ピーコス日本橋ビル1F
電話:03-3661-0940
営業時間:月〜金 9:00~17:00  土 9:00~12:00
定休日:土曜午後・日曜・祝日

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