高知、越知町の麻辣味ラーメン「麺や倉橋」　

Pocket

「麺や倉橋」の実力は保証付き

汁なし担々麵で優勝

高知市より国道33号線を通り松山方面へ１時間ほど車を進めた地区に麺や倉橋はあります。こちらのお店は平成30年4月にオープンしたお店で汁なし担々麵が名物です。その味は「第一回　四国食1グランプリ」で見事優勝した実績より保証付きです。

国道33号線高知方面
国道33号線松山方面
お店外観

担々麺に越知の山椒

担々麺は回鍋肉や麻婆豆腐とともに四川料理を代表する料理です。四川料理はからさが特徴的ですが、辛さといっても和食でもよく味わうことができる唐辛子の辛さや和からしの辛さ、わさびの辛さなど色々な辛さがあります。このうち、四川料理では、麻味といって花椒の辛さが特徴です。花椒は特徴的な香りと舌に痺れる辛さが特徴でこちら倉橋の担々麺は花椒の代わりに越知の山椒の実を使っているそうです。普段口にする料理では唐辛子の辛みを味わうことが多いのでここの麻味の効いた味付けは新鮮に感じます。

ラーメン以外は炒飯と餃子のみ

お店の大将の似顔絵の書かれたのれんをくぐって入口を入るとすぐ左手に注文の自動受付機があります。
名物の汁なし担々麵以外にも担々麺はもちろん豆腐チゲラーメンと言ったちょっと変わったメニューや普通の醤油や塩、味噌ラーメンもあります。ラーメン以外は炒飯と餃子のみのメニュー構成です。

今回は、担々麺と豆腐チゲラーメンを注文

本場四川の方では担々麺は汁なしだそうです。日本では汁なし担々麵と言えば広島が有名ですが、高知ではつい最近までほとんど食べる事ができませんでした。しかし今回は、汁なし気分じゃなかったので、担々麺と豆腐チゲラーメンを自動券売機で注文しました。

しばらく待つと2種類のラーメンがほぼ同時に運ばれてきました。

豆腐チゲラーメンは、唐辛子の辛みと味噌の香りが印象的なスープに、豚バラ肉やもやし、玉ねぎなどの野菜、温泉卵と豆腐の出汁や旨味が加わり甘みと辛みのバランスが良いです。具材が多い分ボリュームがあります。

担々麺は、四川料理の麻辣味（マーラーウェイ）、中国では辛みを種類によって言い分けるそうで、ここの担々麺は、唐辛子の辛みである辣味だけが強調された味ではなく、山椒の痺れる様な辛みの麻味の方が強めに感じます。この二つの辛みのバランスが絶妙で麻味が苦手な方は要注意です。具材は胡麻はもちろん担々麺の一般的なひき肉と白髪ねぎそれにインゲン豆が入っています。麺は両方ともモッチリとして噛み応えがありスープに良く絡んで美味しいです。