今治は焼き鳥だけじゃないよ…人気ビブグルマン蕎麦屋「あ庵」

素通り注意の周辺環境

お店外観
看板

愛媛県今治市の外れ四国霊場第57番札所「永福寺」の近くにあるお蕎麦屋さん「あ庵」です。
場所柄ちょっと土地勘がないとわかりにくい場所にありますので今治市の方や今治市に詳しい方は別としてスムーズに行くならカーナビの手助けがあった方がいいと思います。周囲に建物が少ない割に前の道路は広く通りやすいです。それが返ってお店に気づかず素通りしてしまいそうに感じました。看板は小さく目印になりませんので建物の形を目印にして訪れるといいと思います。
駐車場は、お店の裏に15台ほどは止めることができそうな広い駐車場があります。

お蕎麦自体は自家挽きのそば粉を当日手打で作られているそうですのでかなり本格的ですし、あのミシュランガイドが、2018年春に愛媛・広島版を出版していますがそれにも堂々「ビブグルマン」として名を連ねています。

意外にも蕎麦以外のメニューも充実

事前情報としてミシュランガイドでお店の大まかな情報を仕入れて行きました。それには、多様な味わいや香りを出すため複数の産地の蕎麦を石臼で自家製粉していること「おせいろ」「鴨せいろ」がお勧めであることが書かれています。この情報からかなり本格的な蕎麦屋さんを想像していましたし実際にミシュランガイドで高評価の蕎麦屋さんはかなり本格的な蕎麦屋さんであることがほとんどです。

到着した時点でのお店の外観的にはやっぱり本格的な蕎麦屋さんの様に見えました。12時丁度ぐらいでしたので満席です。まぁとうぜんでしょう。祝日の昼１２時のビブグルマン店ですからね。

お店の入り口近くに座って順番を待っていると注文が、エビフライ定食とかとんかつ定食とかの厨房へのオーダーの声が聞こえてきます。ん？？？順番が来てメニューを見てみると蕎麦だけでなくうどんやエビフライ、刺身、チキン南蛮など蕎麦屋というより町の定食屋さん的なメニューがかなりの数となっていることにちょっと驚きました。

やっぱり蕎麦を注文！！

定食は、かけ蕎麦がセットになっているようでちょっと安心しました。なんとなくうどんにも魅力を感じましたが、蕎麦でビブグルマンの受賞をしているお店ですのでやっぱり蕎麦を注文することにしました。
時期的に冷たい蕎麦は遠慮したく、せいろはパス。暖かい蕎麦から鴨南蛮と天ぷら蕎麦を注文しました。両方ともに柚子の香りが爽やかな濃い口しょうゆを使ったお蕎麦です。
暖かい蕎麦なのでかな？麺は太めです。モチっとした噛み応えが美味しいです。

鴨南蛮は鴨の脂が醤油の効いたおだしと良く合って程よいこくを加えています。柚子の香りのおかげでしつこさを感じることもありません。鴨のロース肉は丁寧なした処理のおかげで香ばしく蕎麦の食感との対比が楽しい噛み応えです。

天ぷら蕎麦の方は、蕎麦の暖かさに比べてちょっと天ぷらを揚げるタイミングが残念な感じで冷めています。穴子の匂いもちょっと気になりつつ天ぷらを頂きました。
蕎麦についてはダシも含めて美味しいと思いましたがメニューが多すぎて調理が大変そうに思いサービス面でもったいない感じがしました。