内子町伝統的建造物群保存地区にドイツの国旗、ドイツ料理のお店「ツム・シュバルツェン・カイラー」

ミシュラングリーンガイドジャポンで★の内子町

愛媛県内子町は古い町並みが残っている地区があり国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。ミシュランガイドの旅行ガイド版であるグリーンガイドの日本版に一つ星として紹介されているそうです。ちなみに私の地元高知県は高知城が二つ星、桂浜は一つ星だそうです。

内子街並み
内子街並み

この日は日曜日にもかかわらず天気はあいにくの雨模様、この一つ星の観光地でも訪れる人が少なかったため、伝統的な建造物の街並みを遠くまで見通すことができ素晴らしい景観です。すると何やら遠くでちらちら動くものが目に入り近寄ってみると風にたなびくドイツの国旗です。ドイツ国旗の黒、赤、金(黄)の色合いが何となくこの町の雰囲気に溶け込んでいます。（上の右写真、傘を差した3人組の左側）

もはやドイツの日本風古民家になってます

このお店も、伝統建造物群保存地区を構成する古民家の一つです。店内の様子は、和風の建造物の土台に独の雰囲気がうまく溶け合って非常に落ち着いた雰囲気です。近くでお店の看板を見ても古民家の外観と猪マークの看板、ドイツ国旗が非常に違和感なく溶け合っています。
入口の置かれたランチタイムの料理ジャーマンプレートとドイツビールの手書きの説明看板も周囲の雰囲気を壊すことなくここの料理の特徴を伝えています。

外観
看板
入口
ランチメニュー

店内もシックなモノトーンを基調に暖色系の照明で落ち着いた雰囲気です。テーブルや壁など店内のいたるところにドイツの小物類やポスターなどが本格的なドイツ料理を期待させます。
なんだかビールを注いてくれてるシェフの奥さんまで外国人に見えてしまいます。

店内
店内

野菜たっぷり糖質少な目のランチメニュー「ジャーマンプレート」

ランチタイムは、日曜日限定でやっているようです。食事メニューは1種類だけ「ジャーマンプレート」です。
メインディッシュは、シュニッツェルのこの一皿に、ドイツの家庭料理が凝縮されて乗っています。
サラダが２種類、シーザーサラダとコールスローサラダです。お肉料理は、両方とも豚肉を使った料理でシュニッツェルとソーセージ。それに、マッシュポテトとドイツパンで糖質を補充です。全体的にボリュームが有りますが、糖質量が少なめでダイエット中の方も外食での許容範囲で「まぁまぁこれなら糖質も少なめだし野菜も多いんで」と納得して食べられるメニューだと思いました。

ランチメニュー

ここでしか飲めない本場ドイツのビールがたくさん

ビールのメニューは非常に珍しい本格的なドイツビールであふれています。この日はケラービールと注文し同行者が喜んで飲んでいました。以前来たときは白ビールを飲んでいました。その時のおいしさが忘れられず今回もそれ目当てで来たそうですが、この日はあいにくの売り切れ中でした。仕方なく今回はこの店一押しのケラービールにしたそうです。日本のビールと比べて酵母の香りが非常に特徴的で優しい味だそうです。

飲み物メニュー
飲み物メニュー

ケラービール

ドイツ料理って意外とスパイシー

ジャーマンプレートはどの料理もあまり食べたことのないドイツ料理独特のスパイスの使い方をするようです。ただし、デザートの蜜柑ゼリーはポンジュース系の酸味の効いたゼリー、スープは見た目から思い浮かべるコーンの入った想像通りの味でした。
シュニッツェル、マッシュポテト、サラダは非常にスパイシーな味付けで独特の風味があります。シュニッツェルにかかっているソースはパプリカ風味のソース、コールスローサラダは酸味がありますがスパイスの香りとキャベツの甘みの程よいバランスで非常の美味しく食欲を増す味付けです。