今治市波方 暖簾出さずに日々繁盛の絶品寿司「貴ふね寿司」

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やっぱり暖簾が出てません。

愛媛県今治市波方にお寿司を食べにやって来ました。波方港のすぐそばにあるお寿司屋さんです。
ここ波方港は、広島県竹原市と愛媛県波方町を繋ぎ愛媛←→広島間のフェリー航路が運行されていた港です。その航路もしまなみ海道の開通に伴って利用客の減少により2009年4月末をもって廃止となったそうです。その為に当時の賑わいが見る影もありません。
ここ貴ふね寿司は昼の営業のみのようです。事前情報では日曜日定休日となっていましたが、土曜日だという事をすっかり忘れて翌日の予約をしてみたところ、全く問題なく13時に予約が取れましたので行くこととなりました。
けれどやっぱり、日曜日が定休日だという情報が頭から離れず、予約の日にちを間違ってるんじゃないかという思いもわずかに残しながらの訪問で、一緒に行った知り合いからも「もしかして、休みじゃない」という不安を増幅させるような言葉を聞きながらなんとかカーナビで波方港へ到着しました。詳しい住所をナビに入力しても情報が無いのかこの辺りを指すだけでピンポイントでの場所をナビが教えてくれません。
波方港から少し前の道を北の方に歩くと貴ふね寿司の看板を発見!!暖簾が出てないのを目ざとく見つけた同行者が「ほら、やっぱり休み」って一言を発しました。「営業中でも出てないらしい」と事前情報を披露し窓からのぞくとやはり店内に人の気配がします。
どうやら、日曜日が定休日の情報は変わっているか間違っていたようです。お客さんはいませんでしたがカウンターの席を用意してくれていました。
13時丁度の食事スタートです。

店内は色紙がいっぱい

店内は、色紙がいっぱい。色紙の上にほうにメニューを書いた板が張られています。それとは別に「よろず巻」という名物料理もあるようです。
今回は、上寿司と特上寿司を注文し、それぞれに赤だしをお願いしました。

熟成された最高状態のネタが悶絶級の美味しさ。

この写真は、特上寿司です。上寿司との違いは、日によって変わるとは思いますが、特上寿司の鮃が上寿司では車海老に変更になっているのと特上寿司のほうがネタの大きさや量が大きいです。お寿司の数は変わりませんので特上も上もこの日は9貫(9種類)でした。

ここのお寿司の特徴は、すぐ近くの急流で捕れた魚を可能な限り使用していること、その為ネタの魚の割合が多いこと、すし飯はお酢、食塩共に優しい味付けで非常のさっぱり、すっきりとおなかの中に納まっていくとこ、食べた後にのどが渇かず体に優しい感じがすることが特徴的に思えました。
どのネタも、新鮮かつ熟成期間をきちっととってねっとりとした食感や甘さ、旨味がしっかり感じられます。すし飯は口の中に入れた瞬間にはらりとほどけますが、口に入る迄はネタとのしっかりとした一体感がさすがの職人技です。
魚以外のネタも、生のサザエの歯ごたえと磯の味、醤油の香りがしっかりと感じられるイクラ、磯の香りととろける食感、ほのかな甘みのウニ、さっぱりと最後を締める梅と胡瓜、それぞれに使われている海苔の香りとパリッとした歯ごたえがどれをとってもそれぞれに旨い。

お寿司の注文は、ネタをしっかり食べたい方は特上でもいいと思いますが、それ以外の方は上でも全く満足度は変わらないかもしれません。
むしろ特上になく上にあった車海老が非常に美味しかったそうです。
9貫しかないので男の人は量的に少し足らないかもしれません。折角なのでよろず巻を注文しましょう。
今回は、メニューの板になかったことから最初に注文をしそびれて終盤で大将によろず巻の事を尋ねたらちゃんとメニューにあるそうでしたので次回は必ず注文したいと思います。大将と奥さんの話ではそれなりに量があるので2から3人で分けた方がいいそうです。
一通り食べ終わってから、お気に入りの寿司を単品で追加注文が食べ方としては良いんじゃないかと思います。
大将の話では、9月ごろになると大島の宮窪産の赤ウニが美味しくなるので今日のウニとは全く違った美味しさを味わえるそうです。

お店の情報

貴ふね寿司
住所:愛媛県今治市波方甲2556
電話:0898-41-9709
営業時間:月~土 12:00~15:00(予約優先)
定休日:5,15,25日と日曜日(?) 日曜日は要確認

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