雲海と紅葉の両方楽しめる11月の天空の城「竹田城跡」

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雲に浮かぶ竹田城は立雲峡から

 11月は雲海のシーズンという事を知って1週間前に思い付きで天空の城として名高い「竹田城跡」へ行くことにしました。雲海がみられるかどうかは11月と言えど1週間に1~2回ほどの確率だそうですが、天気予報では丁度当日は冷え込むという事で期待して朝を迎えました。
 丹波篠山市より約1時間、宿泊したホテルを6時に出発、ちょっと出遅れ感が有りましたが霧の高速道をひた走り朝来市(あさごし)へやって来ました。先ずは、立雲峡で雲海に浮かぶ竹田城を見物です。7時過ぎに到着となり、立雲峡の駐車場はいっぱいで登り口のほぼ入口付近の道路わきへ係の方の誘導に従って車を停めました。この場所からだと駐車場まで歩いて20分以上、駐車場から第2展望台まで20分、その上の第一展望台まではさらに20分ほどかかるようです。
 この時間の到着だと駐車場への登り道沿いに車の列がエンドレスです。駐車場に停めている車は当然夜明け前から来ているようです。夜明け前だと山の中の小道なので懐中電灯が絶対に必要ですね。懐中電灯を用意していない我々はこの時間ぐらいで結果オーライで丁度の時間でした。
 展望台への登山路に入る入口で一人200円の展望台整備料金を支払い、登山の開始です。もう既に展望台では雲海に浮かぶ竹田城が見えているようでたくさんの団体客が中国語と共に山を下ってきています。山頂への登山路は、紅葉真っ盛りです。
 雲海の霧の中を20分ほど歩くと第2展望台に到着しました。もう既に8時です。大体9時か10時頃までしか雲海は発生しないそうですから、立雲峡で時間が経ってしまうと竹田城跡で雲海を眺めることができなくなりそうで焦ります。第2展望台から5分ほど登った場所でちょうど見晴らしの良い場所が有り雲海に浮かぶ竹田城を見ることができ今回はここでUターンです。急いで山を下り天空バスで竹田城へ向かいたいと思います。

石垣の下は雲、雲に浮かぶ石垣の竹田城跡

 雲海の残っているうちにという事で、急いで立雲峡を降りてきました。カーナビでは「山城の郷」の駐車場へ案内されますが、立雲峡で駐車場の整理係をやってた地元の方に尋ねると「まちなか駐車場」へ停めてそこから「天空バス」が良いようです。地元の方の言う通り行ってみて分かったんですが、①まちなか駐車場の方が空いている。②天空バスに希望の時間で確実に座って乗ることができる。とこちらの方のメリットが大きいように思います。デメリットは、バス代が100円ぐらい高いことでしょうか。
 帰りは、山城の郷に停めた方は歩いて降りる方が多いようで、帰りも座ってバスで帰ることができました。体力のある方は、まちなか駐車場に停めて駅裏の登山道を登れば最短距離(坂がとても急らしい)で石垣の所に行けるようです。
 今回、登りは天空バスのまちなか駐車場経由が無かったために5分ほど歩いてJR竹田駅へ行き、そこから天空バスへ乗り込みました。竹田駅→山城の郷→竹田城跡のりばの順で止まり約10分ちょっとでした。料金は片道260円、1日券も500円でありますが帰りはまちなか駐車場でバスを降りると400円台で済みますので往復共にその都度払った方が良さそうです。

天空バスの竹田城跡のりばより石垣までは歩いて10分ちょっとかかります。急な坂は料金所の辺りからですが、長い上り坂ですのでゆっくり上がりましょう。途中、落ちない岩って名所?があり、受験や就職試験のお願いをされている方も多いようです。

この日は運よく、雲海が遅くまで残っていました。石垣のある城跡のすぐ下は雲海です。周囲の山々も、植林が少なく赤や黄色、茶色、緑に色づき、錦の織物を思わせるような山肌です。

城跡は、一方通行での見学です。天候に恵まれたことと、雲海、紅葉に丁度のタイミングで行き当たったことで感動的な風景を味わうことができました。

竹田城跡立雲峡

竹田城跡
兵庫県朝来市和田山町竹田古城山字169番地
立雲峡
兵庫県朝来市和田山町竹田
● 丹波篠山市からは 北近畿豊岡自動車道「和田山IC」で一般道へおりて「和田山インター前」信号を左折 (国道312号線沿いに約1km南下)
● 岡山や姫路方面からは中国道経由で播但自動車道に入り、朝来ICから国道312号線を北へ行くルートもあり
まあ、カーナビで行ってください

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